2005年 11月 04日
正しい箸
新しい箸を買った。
じつは常々使用していた箸には違和感があった。それもずっと・・・。
まったく箸には詳しいわけではなく、それなりのモノを使っていたという自負があったのだが・・・。

ところでいつも箸を選び購入するとき不思議に思うことがあった。
多くの箸はホールドしてあって試用できませんよね??
でもぜったい持ってみて、できれば摘んでみて自分の使用感を確認したいと思いません??
高島屋の台所用品売り場。(僕の大好きなフロアである)
ここの箸売り場などは多くの高級品が額装してあった、まるでギャラリーである。
いつも購買欲を持ちつつ踏み切れない理由に、そのテスト出来ないというのがあった。

先日その売り場をウロウロしていると独りの老人がコーナーを作って箸を売っていた。
そうよくある職人さんが工房そのままやって来て、直売する感じのヤツである。
冷やかしで覗くと、全部試用できるようだった。
おまけにコンニャク片が水に浮いた小鉢が横に置いてあり、それで摑み具合をテストすることが出来る。
面白半分にトライすると、笑うぐらい箸によって使用感が違う。
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箸は日本人にとってほぼ確実に毎日使うモノである。
その潜在的なフィット感が実はかなり生活全体に影響を及ぼすモノであるらしい。
それは下着や靴や枕といった、かなり副交感神経に関連する道具と同じカテゴリーに入るようだ。
僕にとって経験したことが無いくらい違和感の無い箸を、幸い一膳見つけることができた。
コンニャク片は箸に吸い付き、腕どころか僕の体はまったく過剰な力を必要としなかった。
一膳2500円だった。
それが高いのか安いのかは、僕にはよく分からない。
でもその後、家での毎食時では箸を使っているという感覚は見事なぐらい無くなった。
からだの一部が動いているに過ぎない感覚になっている。

その老人が優しい目で僕に言ったことが印象に残った。
「正しい箸を使うと子供は自然に正しい持ち方になるんだけどねえ・・・」
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by kkmelmo | 2005-11-04 01:35 | daily scene


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