2007年 12月 17日
環境について
・先生が動物好き。(当たり前だけど意外とポイント)
・犬が(ウチの場合はメルモ)先生やスタッフが大好きである。
・とにかくディスカッションが深く長い。
・その犬の履歴を認識してくれている。
・その犬の性格、特性を熟知してくれる。
・個々の生活スタイルを尊重してアドバイスをくれる。
・ワクチン等に関して柔軟性がある。

唐突ですが僕が獣医さんに対して思うところである。


先日メルモが嘔吐と下痢を繰り返した。
元来メルモは胃腸が非常にタフなんだけど、その朝は不甲斐なさそうだった。
朝ベットの上に我々を起こしに来た。
「ちょっとヤバイんで外に出して貰いませんか?」って感じだった。
リビングに吐いた後があったし、その中にはそのままのアキレスがあった。
そのうえ彼女のトイレには血便が。
たしか血便は2回目。
最初はかなり焦った覚えがある。
どうしても血便=大腸癌的な図式があって、かなりショックを受けた覚えがあった。
その時の診断は、かなりの消化不良とそれに伴う胃腸壁からの出血ということだった。

その日は僕が大阪出張だったので、大急ぎで朝イチで病院へ。
たしか1番目の診察だった。
メルモは二つ手前の信号あたりからもう解っているみたいで、しんみりしていた。
ただこの病院はメルモにとって聖域のようで決してビビッたり嫌がったりしない。
避けられない儀式を受けるお決まりの場所のように覚悟して病院に入る。
S先生とももう8年の付き合いだし、もうすべて解ってる。

まだ1歳になっていない頃だったか、とにかくメルモはまだ痩せた貧弱な子犬だった。
我々もサンポにも不慣れで、何とも頼りなく一緒に朝の近所を歩いていた。
公園のそばで、通りすがりのオバサンが「あらあ、カワイイ〜」とメルモに近づいた。
痩せた子犬メルモはウヒャヒャ〜〜って具合に彼女に飛びついた。
その迷惑な突然なメルモの行為をどう矯正すれば良いかなんて、僕はまったく知識が無かった。
ただ強引にメルモのリードを引っ張るだけだった。
メルモは不意に地面に叩きつけられ、エキセントリックな鳴き声を発した。
それはビックリするくらい大きな声で、今まで聞いたことのない犬の声だった。
「ああ、骨折した!」
ただ僕はそう思った。
心臓は32ビートを打ち続けていたけど、僕と妻はメルモを抱きかかえて家まで走った。
車で以前からトライしようとしていたB病院に走った。
つまり完璧な飛び込みでこの病院とのお付き合いが始まった。
その時は結果的に何の異常もなく、先生にお叱りとアドバイスをタップリ頂いた。
メルモのまだパピーとしての不安定さと、性格としての繊細さを痛感した覚えがある。
まあそれがメルモとのトレーニングを始めようと思ったきっかけの1つでもあった。


その朝も吐瀉物とビチ便を持っていった。
メルモは何も言わなくても覚悟を決めて診察台に自ら上がりおとなしくしている。
定期的に課せられる試練に覚悟を決めてオスワリをしている。(全神経は先生へ!)
ただ顔は僕の脇の下に入っている。
後ろで先生が注射器のビニール袋を破る音がすると、ちょっと振り返って確認をする。
そしてまた僕の脇の下に顔を突っ込む。
診断としては、今回も過剰な消化を強いられた何らかな原因が考えられるということだった。
これははっきり言ってメルモの環境に責任を持つ我々に原因があるということである。
つまり過剰に食べさせているか、何らかのストレスを与えているかである。
メルモは数日のほぼ絶食と薬の治療が必要ということであった。

「現実加齢しているメルモの今後を左右するのは、とにかく環境ですよ」
「フラットだからハイパーじゃないんですよ。フラットだからハイパーだと思う環境が
ハイパーなフラットを創るんです」
ふぃむふむ、環境か・・・。

物理的な環境というよりも精神的な環境という方が適切かもしれない。
人間との心地よい線引き、それと共存する信頼関係、やっぱりそれに尽きるんだろうな。
実際ウチもトレーニングはもうしていないし、基本的にはメルモはほったらかしな時間が多い。
でも安定した相互の環境が自然に形成されているかが課題のようだ。
この日は先生と壮年期以降の犬の環境について長話をした。
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「メルモ13歳以上を目指しましょう!」
先生の我々へのエールだった。

僕の脇の下はメルモの体温でかなり温かかった。
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by kkmelmo | 2007-12-17 01:59 | daily scene


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