2008年 06月 12日
最近の読書感
怒濤の日々を送っております。
なにしろ水泳もちょっと行けないでいる。
が、せめてささやかな楽しみの読書はキープ。
日々の睡眠前の読書はあまり進まないけど、出張時の移動車内では読みまくる。
そこで2冊ほどお話しを・・・。
c0010769_225285.jpg

僕は最近のクラプトンは結構好きだ。
なんか風呂上がり的な爽やかさとともに、達した境地を感じる安定感がある。
しかし、それまでは想像を絶する凄まじい人生である。
間違いなく成功者だし、いいペースで大ヒットを出してきたミュージシャンである。
そして歴史的ななギタリストであり大金持ちである。

でも、実際はかなりのダメな臆病者の人生だったみたい。

ドラッグとアルコール中毒の悲壮な日々。
それを助ける多くのスタッフや著名なミュージシャン達。
中でもあのP・タウンジェントとK・リチャーズはかなりイイヤツです。

でも僕は彼が歩んだその60~70年代のロックシーンの交錯の様相が最高に面白かった。
ビートルズはもちろんストーンズ、ジミヘンそして彼に凄まじくコンプレックスを持たせ
続けたアメリカのブルースミュージシャン達。
そのエキサイティングな移ろいが僕にはただただ刺激的だ。
でも決して神々が優雅に存在したのではなく、泥臭い人間模様の繰り返しだった様だ。

でもこれはGハリソンが逝ったから書けたんだろうな・・・。

c0010769_22165145.jpg

何年も前から持っていたんだけどずっと読んでなかった一冊。
保坂氏の文章は他の機会で接してかなり影響を受けた。
なんか僕でも模倣して書けそうなスタイルなんだけどとても出来ません。

それはもう緻密で繊細な稲村ヶ崎での日々の描写。
僕とはかなりスピード感の違う時間軸で暮らす登場人物達。

尖ったニュースや情報が溢れる今の日本のザラついた日々のなかで読むと
かなり異次元の清涼感を感じるのは僕だけではない気がする。
この本を読むひとときが、確実に僕の拠り所の時間になっていた。

まるで揺れるカーテンで感じる爽やかな午後の風のようである。
[PR]

by kkmelmo | 2008-06-12 22:43 | amusement


<< 最近の会話から      クロールと私 >>