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2005年 05月 30日
アルバムジャケットについて
中学生の時、兄がサイモン&ガーファンクルのベストLPを持っていた。
それは当時のCBSがコンピレーションしたものでやたら豪華な特色を使った、
豪華だけど無機的なジャケットだった。
でもでも当時の僕は、結構ロック少年だったけど聞き込んだ・・・・。
きっとPaul Simonの詞にやられたんだと思う。
ちょっとサリンジャーやウッディアレンといったアカデミックなNYに傾倒していたのかも知れないけど。
それは、白い息を吐いて襟を立ててちょっと猫背でNYの街ををポケットに手を突っ込んで歩く感じかな!!
それじゃあディランのジャケットだ、いやいやタクシードライバーのデ・ニーロだ。
ベトナムがあったし、当時のサイモン&ガーファンクルには彷徨えるアメリカをテーマにした詞が結構あった。
「アメリカ」に出てくるバスの中での前に座るおじさんをスパイに擬える詞が好きだった。
僕の中で設定されるその男の子は、自然にダスティンホフマンが演じていた。

1981年9月のセントラルパークのコンサートはちょっと悲しかったけど素晴らしいライブでした。
暮れなずむセントラルパークのステージでシンプルにふたりは唄っていた。
渋いS・ガットもブレッカーもよかった。
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数々の名盤のジャケットを思ったとき、このジャケットはやっぱり僕の中では存在感がある。
コンセプトアルバムがサージャントペッパーズ以降ひとつ確立されたのは確かで、
それ以降アーティスティックなそのコンセプトに乗っ取った数々の素晴らしいジャケットが生まれた。
ピンクフロイドやツェッペリンなんかその極致かも知れない。
でもこういう写真だけで成立したドキュメントなジャケットは一番凄い・・・・。
その時の彼ら、世界観、緊張、ナイーブ、こだわりなどなど・・・発しているものはあまりにも正直だ。

自然な知的なタートルネックのセーターがイイ。
渋いマーティンのギターのなんと美しいことか。(Paulはなんのコードを押さえようとしているのか?)
ヘッドの弦の巻き方とかみんな真似した。
いずれにしてもこれは東京はもちろんロンドンでもLAでも決して撮れない写真だろう。
大好きなアルバムジャケットです。
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by kkmelmo | 2005-05-30 02:21 | amusement