2006年 05月 16日 ( 1 )

2006年 05月 16日
メルモの眼球について
B先「あれ!!瞳孔が開いたままだねえ」
K「ええ!!先生〜、ななな何言ってるですかああ??」
B先「う〜〜〜ん、なんで今まで気がつかなかったのかなあ??」
K「あのお、所謂白内障もしくは緑内障ですか??それとも??」
B先「いやいやそういうのじゃなくて光量調整が出来ていないはずだなあ」
K「てことは先天性のモノですか??やがて失明とか??」
B先「それはないと思うけど・・・・」
K「・・・・・・」
B先「眼球自体の異常であればまだいいけど、神経が悪いと大学病院かな」
K「・・・・・・」
B先「成城に僕の大学の同期が眼科専門でやっている施設があるから紹介状を作りましょう」

僕としたらかなり緊迫した会話だった記憶がある。
壮年期をむかえたメルモに対して楽観的な日常の時期は去ったと最近自覚しだしていた故にかもしれない。
それから一週間たった今日その眼科検査を受けに行った。
メルモはなにかしら察知している。
朝から緊張していたし、初めての病院に戸惑っていた。
この一週間天気はすぐれていなかったし、かえってその曇り空がメルモの目に優しいと思う日々だった。
でも「天気いいし、メルモ出かけるか!!」っていう日々はもう来ないのか、なんて思ってしまった。

そこは医院の紹介でのみ診察していただける眼科専門施設であった。
特にアメリカでの動物専門眼科治療プロセスを取り入れた最新施設であった。
瞳孔を拡張させる散瞳薬を投与されたメルモは全部で20枚以上は眼球の写真を撮られた。
それが即座にコンピューターのモニターに写し出される。
凄く恐かったみたいだけどメルモは僕の足の間に固くオスワリして頑張った。
「これは色素です。つまりホクロと同じです」
気になっていた左目の外側の白目にある血豆みたいなものに対して教えて貰った。
「11時に若干の収縮が見受けられるね」
モニターを見つめる先生やインターンの若い先生達の会話が気になる。
かなり僕はドキドキしていたけど、「メルモ、がんばれ」って必死でメルモの瞳を開いていた。
1時間ほど検査が繰り返され、いよいよ先生からの診断が下された。
結論から言いますと、フラットに見られる犬種特徴で大きな問題ではありませんでした。
詳細は妻のブログ眼科へ行ってきました。にて解説されています。
「普通の診察では見落とされる事ですけど、こうやって検診する意識が大事ですよ」
先生のその言葉に、改めてB先生に感謝した。
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とにかくこの一週間僕の体の中にあった大きな鉛がすうっと消えていった。
暗闇でメルモが独りぼっちになってもしっかり抱きしめようって決心していた。

モニターに写し出された、瞳孔から見えるメルモの網膜は綺麗だった。
それはまるで暗闇に浮かぶ暖色の惑星のようであった。
そこに神秘的な視神経が元気に走っているのが見えた。
「視神経は綺麗だし、色もいいですね」

僕とメルモの歴史に残る素敵な言葉だった。
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by kkmelmo | 2006-05-16 00:25 | dog