2009年 09月 20日 ( 1 )

2009年 09月 20日
10年
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今日メルモは10歳の誕生日を迎えた。
あれから10年の日々が過ぎたらしい。
10年一緒にいれば、人であろうが犬であろうがツーカーである。



今春の日大獣医学部藤沢キャンパス。
メルモは精密検査で連れて行かれ、僕ら夫婦はひたすら待った。
所在なく大学キャンパスで時間をつぶし続けた。
悲しいほど晴天で、新緑の木々の隙間から青空を眺めてベンチに寝転がった。
もちろんその後の恐ろしい診断は思いも描いていなかった。

5月14日のその診断から僕ら3匹のトライが始まった。
「このままいけば、数週間の命でしょう、残念ながら・・・」
E医師の妙に無機的な説明に不覚ながら苛ついた。
妻は、僕の横で浮遊していた。

妙なことに、2つのことに関して猛烈な寂しさがこみ上げた。
1つはお世話になってるB医院の9月新装にはメルモとお邪魔できないんだな。
もう1つは、まさに10歳の誕生日は迎えることが出来なんだなあ。
この2つが僕に想像以上の寂しさをもたらした。
「寂しさ」をである。


なんとか6ヶ月が過ぎた。
人間で言うと2年ぐらいなのかも。
メルモは頑張ってます。
そして僕らも頑張ってます。
「全てを受け入れること」から始まることに最近気づいた。
癌の治療は、そうでなければ成立しない。
ロイナーゼ、ロムスチン、オンコビン、アドリアシン。
猛毒の抗がん剤を受け入れてメルモは頑張っている。


気をつけていることは、「生活のペースを維持すること」
勿論仕事は一生懸命するし、水泳のトライアルも続けている。
「メルモ〜、頑張ろうぜ!」なんて思いながらクロールを泳いでいる。
ときどきメルモに留守番をお願いして夫婦で美味しいモノも食べに行く。
あえてそういう生活を大事にしている。


「おお、小さくなってるね」
今日S先生が嬉しい診断を仰った。
「抗がん剤以上に、今までの積み重ねですよ」
照れるぐらいの、嬉しいコメントだった。

そう、そんな10年だったね。
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by kkmelmo | 2009-09-20 00:52 | dog